バブアー ビデイルのサイズ感選びを攻略!SLとクラシックの違いから失敗しない基準まで

バブアー ビデイルのサイズ感選びを攻略!SLとクラシックの違いから失敗しない基準まで
バブアー ビデイルのサイズ感選びを攻略!SLとクラシックの違いから失敗しない基準まで
アメカジ名品アウター

英国王室御用達の栄誉を授かったバブアーを代表する名品「ビデイル」。その普遍的なデザインに憧れて手に入れようとした時、誰もが最初に直面するのが「サイズ感」という大きな壁です。特にビデイルには複数のフィットモデルが存在し、どれを選べば正解なのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

せっかく一生モノの相棒として選ぶのであれば、自分の体型やライフスタイルにぴったりと馴染む一着を見つけたいものです。この記事では、バブアー ビデイルのサイズ感について、モデルごとの違いや身長別の目安、さらにはヴィンテージ特有の注意点まで、深掘りして分かりやすく解説していきます。

自分にとっての「最高の一着」を選ぶためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。サイズ選びの不安を解消し、自信を持ってビデイルを着こなせるようになるはずです。

バブアー ビデイルのサイズ感を知るための基礎知識:2つの主要モデル

バブアーのビデイルを語る上で欠かせないのが、現在主流となっている2つのモデル、「SL(スリムフィット)」「クラシックフィット(レギュラー)」の違いです。この2つは名前こそ同じビデイルですが、着用した時のシルエットやサイズ感は全くの別物と考えた方が良いでしょう。

まずは、それぞれのモデルがどのような特徴を持ち、どのようなサイズ設計になっているのか、その基本をしっかりとおさえておくことが、サイズ選びの第一歩となります。ここを間違えてしまうと、イメージしていた着こなしとはかけ離れた印象になってしまうため、慎重に見極めていきましょう。

伝統的なシルエットの「クラシックフィット」

クラシックフィットは、バブアーが古くから守り続けている伝統的なシルエットです。元来、乗馬用ジャケットとして開発されたビデイルのルーツを色濃く反映しており、運動量を確保するために身幅や袖幅にゆとりを持たせた設計が特徴です。

全体的にゆったりとしたボックスシルエットを描くため、厚手のセーターやツイードジャケットの上からでも楽に羽織ることができます。ヴィンテージファッションが好きな方や、クラシックな英国スタイルを好む方には、このモデルの「程よい野暮ったさ」がたまらない魅力となります。

サイズ表記は「36」「38」などのインチ表記ですが、同じ数値のSLモデルと比較すると、身幅にかなり余裕があることを覚えておきましょう。ジャストサイズで着ても適度なリラックス感が生まれるのが、クラシックフィットの最大の持ち味です。

日本人向けにアップデートされた「SL(スリムフィット)」

一方で、現代的なファッションシーンに合わせて登場したのが「SL(スリムフィット)」モデルです。これは日本人の体型に合わせて型紙を刷新したモデルで、全体的にタイトでスタイリッシュなシルエットに変更されています。

クラシックフィットと比べると、身幅や腕周りがかなり絞られており、野暮ったさが取り除かれています。そのため、街着としてスマートに着こなしたい方や、細身のパンツと合わせたい方に非常に人気があります。また、アームホール(脇の下)も高く設定されているため、全体的にシャープな印象を与えます。

ただし、シルエットが細い分、インナーに厚手のものを着込むと窮屈に感じることがあります。普段のファッションがタイト目の方はSLが馴染みやすいですが、サイズ選びの際は「中に何を着るか」を常に意識する必要があります。

OS(オーバーサイズ)モデルの台頭

最近のトレンドとして見逃せないのが、「OS(オーバーサイズ)」モデルの存在です。これは、従来のクラシックフィットよりもさらにゆったりとさせた、現代のリラックス感を強調したシルエットになっています。

ドロップショルダー気味の肩ラインや、大きく設定された身幅は、今の空気感を纏うのに最適です。バブアーの堅牢なイメージをあえて「崩して着る」スタイルに向いており、若い世代を中心に支持を集めています。

ただし、本来のビデイルが持つ「実用的なギア」としてのサイズ感からは少し離れるため、一生モノとして定番的に長く着続けたい場合は、まずSLかクラシックのどちらかを基準に考えるのが無難かもしれません。

【モデル別】バブアー ビデイルのサイズ選びの目安と実寸比較

バブアー ビデイルのサイズ感は、数値だけ見てもイメージしにくい部分があります。そこで、モデルごとの一般的なサイズチャートを確認し、自分の体型ならどの数値が候補になるのかを具体的にイメージしてみましょう。

基本的には、自分の胸囲や肩幅を基準に選ぶのが定石ですが、ビデイルは「ラグランスリーブ(肩に継ぎ目のない仕様)」を採用しているため、肩幅よりも身幅や裄丈(ゆきたけ:首の付け根から袖先まで)を重視するのがコツです。

【一般的なサイズ選びの目安表】

表記サイズ 推奨身長(目安) SLモデルの印象 クラシックの印象
34 160〜165cm ジャスト〜タイト ゆとりあり
36 165〜170cm ジャスト リラックス
38 170〜175cm ジャスト ゆったり
40 175〜180cm 標準的 かなりワイド

体型別・身長別の推奨サイズチャート

一般的に、日本人の標準体型(170cm前後)であれば、SLモデルなら「38」、クラシックフィットなら「36」が最もバランス良く見えることが多いとされています。しかし、これはあくまで目安です。

例えば、痩せ型の方であればSLの「36」で非常に美しいラインが出ますが、がっしりした体型の方やスポーツをしている方の場合、SLの「38」でも肩周りが窮屈に感じることがあります。その場合はクラシックの「36」を選ぶと、体型をカバーしつつ綺麗に見せることができます。

身長だけでなく、「胸囲があるか」「肩幅が広いか」という自身の体型の特徴を把握した上で、上の表から前後1サイズを試着の候補に入れるのが失敗しないコツです。

SLモデルはワンサイズアップが基本?

SLモデルを選ぶ際、よく耳にするのが「普段よりワンサイズ上げたほうがいい」というアドバイスです。確かに、SLモデルはかなりタイトに作られているため、普段Mサイズを着用している人が「36」を着ると、ファスナーを閉めた時にパツパツになってしまうことがあります。

特にアームホールが細いため、ニットなどを着込むと腕が動かしづらくなる傾向にあります。そのため、街着としての見た目と実用性のバランスを考えるなら、1サイズ上(例:36ではなく38)を選ぶのが、多くのユーザーにとっての「正解」になりやすいです。

ただし、インナーは常に薄手のカットソーやシャツのみ、というミニマルな着こなしを目指すのであれば、ジャストサイズを選んでビシッと決めるのも格好いい選択です。自分の冬の定番スタイルを思い浮かべてみてください。

クラシックモデルで狙うべきこなれ感

クラシックフィットを選ぶ場合、あえて「ジャストサイズよりも少し余裕を持たせる」ことで、バブアーらしいこなれた雰囲気を演出できます。このモデルで無理にタイトさを求めると、着丈と身幅のバランスが崩れてチグハグな印象になりかねません。

目安としては、ボタンをすべて閉めた状態で、中にジャケットが着られるくらいの余裕があるのが理想です。この「空間」があることで、オイルドコットンの重厚な生地が体に馴染み、美しいドレープが生まれます。

最近では、女性がクラシックの「32」や「34」をオーバーサイズ気味に羽織るスタイルも定着しています。ユニセックスな魅力があるのも、サイズ感に余裕があるクラシックフィットならではの楽しみ方と言えるでしょう。

ヴィンテージと現行品で異なるビデイルのサイズ感の注意点

当ブログの読者の皆様の中には、古着屋で一点物のヴィンテージ・ビデイルを探している方も多いはずです。しかし、ヴィンテージのサイズ感は現行品と同じ感覚で選ぶと、手痛い失敗を招くことがあります。

年代によって微妙にパターンが異なっていたり、前オーナーのケア方法によって生地が縮んでいたりと、個体差が非常に激しいのがヴィンテージの面白いところであり、難しいところでもあります。ここでは、古い個体を狙う際のチェックポイントを見ていきましょう。

ヴィンテージのバブアーを探す際は、タグに記載されているサイズ表記だけでなく、必ず実寸(特に身幅と裄丈)を確認するようにしましょう。経年変化による「生地の詰まり」は避けて通れない要素です。

3ワラント以前のヴィンテージ個体の特徴

1980年代後半から1990年代にかけての、いわゆる「2ワラント」や「3ワラント」時代のビデイルは、今のクラシックフィットよりもさらに無骨でゆったりとした作りになっていることが多いです。特に腕周りの太さが顕著です。

この時代のものは、今の綺麗な服に合わせるというよりは、ワークブーツや軍パン、太めのデニムといった重厚なアイテムと相性が抜群です。サイズ感も、現代の基準でいう「ジャスト」より、一回り大きいものを選んでバサッと羽織るのがヴィンテージ好きらしい着こなしです。

また、初期のビデイル(4ポケット仕様など)は着丈が少し短めに設定されていることもあります。モデルの変遷によってシルエットのバランスが絶妙に異なるため、年代ごとの特徴を理解しておくと、サイズ選びがより深みのあるものになります。

経年変化による生地の「縮み」と「馴染み」

オイルドコットンは、長年の着用やオイルの塗り直し、あるいは誤った洗濯などによって、わずかに縮みが発生している個体があります。特に裏地のコットンチェック部分が縮むことで、表地を引っ張ってしまい、シルエットが歪んでいる場合もあります。

一方で、何度も着込まれたビデイルは生地が柔らかくなり、新品時よりも体に沿うように「馴染んで」います。このため、表記サイズが同じでも、新品よりもヴィンテージの方が着心地が軽く、動きやすく感じることが多々あります。

「数値上は小さいはずなのに、着てみるとしっくりくる」という現象が起きるのがヴィンテージの魅力です。ぜひ数字に縛られすぎず、実際に袖を通した時の「直感」も大切にしてみてください。

古着で探す際の身幅と袖丈のチェックポイント

ヴィンテージのビデイルで最も注意すべきは、袖丈(裄丈)です。バブアーはもともと袖がそれほど長く設計されていないため、縮みが発生している個体だと、手首が露出してしまうほど短くなっていることがあります。

また、前オーナーが袖丈を修理(リペア)して短く詰めているケースも稀にあります。購入前には必ず、リブの位置が不自然ではないか、腕を前に伸ばした時に袖が足りているかを確認してください。

身幅に関しては、ヴィンテージであれば多少大きくてもベルトで絞ったり、重ね着で調整したりできますが、袖丈の短さだけはどうにもなりません。袖丈がしっかり確保されている個体を選ぶことが、ヴィンテージ選びの鉄則です。

重ね着やコーディネートから考える最適なサイズ感の選び方

ビデイルのサイズ感を決める決定打となるのは、「いつ、どこで、何の上に羽織るか」という具体的なコーディネートの想定です。ビデイルは春秋のライトアウターとしても、冬のメインアウターとしても活躍する汎用性の高さが魅力です。

しかし、その汎用性を活かすためには、中に着込むアイテムの厚みを計算に入れたサイズ選びが不可欠となります。ここでは、主なシーン別のサイズ選びの考え方を紹介します。

ビデイルは、インナーの調節次第で3シーズン着用可能です。自分が最も重宝したい時期が「冬」なのか「春秋」なのかを明確にすると、サイズ選びの迷いが消えます。

スーツやジャケットの上に羽織る場合の基準

ビジネスシーンでスーツやテーラードジャケットの上にビデイルを合わせたい場合、選ぶべきは断然「クラシックフィット」です。SLモデルだと、ジャケットの肩パッドが干渉してしまい、動きづらいうえに外見も窮屈に見えてしまいます。

クラシックフィットであれば、ジャケットの着丈も綺麗に隠れる(あるいは絶妙なバランスで収まる)ことが多く、大人の風格を漂わせることができます。サイズは、普段着ているスーツのサイズに合わせるのが基本です。

「仕事用」と割り切るなら、ワンサイズ上げるのも手ですが、あまり大きすぎると「借り物を着ている感」が出てしまうため注意が必要です。ジャケットを着た状態でファスナーを閉め、胸元に拳一つ分くらいの余裕があるのがベストなサイズ感です。

厚手のニットやスウェットを合わせる冬の着こなし

冬場に厚手のシェットランドセーターや、ヘビーウェイトのスウェットをインナーにする場合は、SLモデルなら通常よりワンサイズアップ、クラシックフィットならジャストサイズを選ぶのがセオリーです。

ビデイル自体には防寒用の裏地がない(オプションのライナーは別売り)ため、真冬はインナーでの調整が必須となります。保温性を確保しつつ、着ぶくれして見えないラインを狙いましょう。

特に腕周りのゆとりは重要です。厚手のニットを着た時に肘が曲がりにくいようであれば、そのサイズはあなたにとって小さすぎます。バブアーの堅牢な生地は馴染むまで時間がかかるため、最初からある程度の余白を確保しておくのが賢明です。

春秋にTシャツ一枚で軽快に着こなすサイズ

逆に、カットソーやシャツの上に軽く羽織る「ライトアウター」としての活用がメインであれば、SLモデルをジャストサイズで選ぶのが最も美しく見えます。無駄な余りがなく、バブアーのシルエットの美しさが際立ちます。

この場合、サイズ感のポイントは「着丈」にあります。ビデイルはもともと乗馬用で短めの丈設定ですが、ジャストサイズを選ぶことで、軽快でスポーティーな印象が強まります。

インナーを薄くして、フロントジップを開けてラフに羽織る。そんな都会的な着こなしを楽しみたいのであれば、オーバーサイズよりも「身体にフィットしたサイズ」を選ぶことで、清潔感のあるバブアースタイルが完成します。

失敗しないために確認したい!ビデイルの試着・購入時のポイント

インターネット通販が普及し、自宅にいながらビデイルを購入できる時代になりましたが、やはり可能な限り実店舗での試着をおすすめします。バブアーのサイズ感は、実際に着てみないと分からない繊細なニュアンスがあるからです。

試着の際、あるいは通販でサイズ表を比較する際に、特にどこを重点的に見るべきか。後悔しないための具体的なチェックポイントを3つに絞ってお伝えします。

肩周りの可動域を確認する「ラグランスリーブ」の特性

ビデイルは「ラグランスリーブ」という、襟ぐりから袖下にかけて斜めに切り替えが入った袖の形をしています。これは肩の可動域を広げるための仕様ですが、サイズが合っていないと、肩のラインがボコッと浮いてしまうことがあります。

試着した際は、腕を前後左右に回してみてください。その時に、背中が突っ張らないか、あるいは脇の下に生地が溜まりすぎて不快感がないかを確認します。

ラグランは肩幅を気にしなくて良いというメリットがありますが、逆に言えば「どこに肩が来てもそれなりに着られてしまう」ため、注意深く「可動域の快適さ」を探る必要があります。

意外と見落としがちな「袖丈」とリブの位置

ビデイルの袖口の内側には、風の侵入を防ぐための「ニットリブ」が隠れています。これがビデイル特有の仕様ですが、サイズ選びにおいては非常に重要な役割を果たします。

腕を下ろした時に、袖先が手の甲に少しかかるくらいが理想ですが、この時に内側のリブが手首の位置にしっかり止まっているかを確認してください。袖が長すぎるとリブが手首を通り越してしまい、短すぎるとリブが腕の方に食い込んでしまいます。

特にSLモデルは、日本人向けに袖丈が調整されていますが、腕の長さは個人差が大きいため、「リブの位置が心地よいか」は、着心地を左右する大きなポイントになります。

インナーの厚みを想定したフィッティングのコツ

試着に行く際は、必ず「そのバブアーをメインで着たい時期に着用するインナー」に近い服装で行くようにしましょう。夏にTシャツ姿で試着して選んだサイズは、冬にセーターを着た瞬間に「小さすぎる」ことに気づくという、よくある失敗の原因になります。

もし薄着で試着せざるを得ない場合は、店員さんに相談して、店内のニットなどを借りて重ね着させてもらうのが確実です。また、バブアー純正のジップインライナー(別売り)を装着する予定があるなら、その厚みも考慮しなければなりません。

【試着時の最終チェックリスト】

・フロントジップを上まで閉めて、苦しくないか?

・そのまま椅子に座ってみて、腹周りが窮屈ではないか?

・手を洗う動作(腕を曲げる動作)をした時に袖が短すぎないか?

・鏡で後ろ姿を見て、お尻が半分以上隠れているか?

バブアー ビデイルのサイズ感に迷った時の最終判断基準まとめ

まとめ
まとめ

ここまで、バブアー ビデイルのサイズ感について様々な角度から解説してきました。最後に、迷った時の判断材料を簡潔に振り返ってみましょう。

まず、自分の好みのスタイルを明確にします。「現代的でスリムに、街着として着こなしたい」ならSLモデルを。「伝統的で無骨に、ジャケットの上からも羽織りたい」ならクラシックフィットを選ぶのが正解への近道です。

サイズ数値で迷った場合は、以下の基準を思い出してください。

・SLモデルなら、普段のワンサイズ上を選ぶと失敗が少ない。
・クラシックフィットなら、表記サイズを信じてジャスト〜余裕のあるサイズを選ぶ。
・ヴィンテージなら、数値よりも「袖丈」と「着心地の馴染み」を重視する。

バブアーのビデイルは、10年、20年と着続けることで完成していくジャケットです。年齢を重ねて体型が少し変わったり、ファッションの好みが変化したりしても、ビデイルならその時の自分なりの着こなしを楽しめる懐の深さがあります。

あまり神経質になりすぎず、最終的には「これを着て出かけたい!」と直感的に思えるサイズを選んでみてください。自分だけの一着と共に過ごす時間は、何物にも代えがたい素晴らしいファッション体験になるはずです。

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